トイレの扉問題~広島の建築設計ブログ~
投稿日:2024.05.28
広島の建築設計事務所「かんくう建築デザイン」のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
お客さんの家族構成や年齢にもよりますが、私の設計では部屋の扉は引き戸で設計することが多いです。
ちなみに開き戸のメリットは遮音性やコスト。
デメリットはやっぱり、扉を開けた時、扉が開くための絶対必要なスペースが出来てしまう事です。
引き戸のいい所は扉が開くためのスペースは必要なく、開けっ放しにしていてもそんなに違和感はない。
デメリットはコンセントやスイッチがベストな場所に付ける事が出来なくなったり、遮音性の低さ、などが挙げられます。
かんくう建築デザインに来られるお客さんは、比較的年齢が上の方だと思うのですが、状況に応じてこのような扉も採用しています。
これは引きドアという商品。
一般的には引き戸だけで問題ないのですが、トイレの奥行が狭く、介護者がサポートをしにくい場合、扉を全開にしてサポート出来る商品です。
これだとトイレ前の通路も利用して、介助することが出来ます。
その他、設計していてどうしても扉になってしまう場合があります。
縦長のトイレはよくあるケースです。
そのような時は、扉を開けるとき、中心で扉が回転しスライドしていく商品や、扉の1/3の所で折れ曲がる商品、などを採用します。
これからますます進んでいく高齢者社会。
家造り=子育て世代、という発想だけではなく、亡くなるまで安心して暮らしていける家造り。
これからはそこが求められるような気がします。
かんくう建築デザイン
「お客様に心から喜んでいただける家をつくりたい」と願う
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