2020年12月の記事一覧
締めくくりに
ほんとコロナで始まりコロナで終わる2020年。
早く終息することを願うばかりです。
さて「かんくう建築デザイン」として2020年を振り返ると、新築やリフォーム、増築や減築など、全てを合わせると7件携わっていました。
ちなみに初めてというのは減築。
西日本豪雨災害にあわれた家のリフォームに合わせて、駐車スペースを確保できるように一部減築をしました。
また四季が丘の家の増築では、1階は趣味のシュミレーションゴルフ部屋、2階は奥さんのドレッサールームを造り、こちらも初めてでした。
プライベートで大きな事といえば、私自身の家の建て替え。
中古で購入して、自分自身でリフォームし、2人の子供を育ててきた築47年の家を建て替えました。
現在かみさんとの二人暮らしですので、そんなに部屋は必要なかったのですが、将来両親を呼んでの2世帯住宅に出来るように、また10年、15年後に緑井の事務所を自宅にもってくるかも、という事で2階に広いスペースを設けていました。
ちなみに事務所で働いてもらっている2人のスタッフは、小学生の子供を持つお母さん。
小学校が休校になった時、どうしても家を留守に出来なかったので、一気に在宅勤務としました。
やってみると、これが意外とスムーズに移行でき、仕事上も問題はなし。
結局、緑井の事務所では私とかみさん二人しかいない事になり、なんか3DKの事務所スペースがもったいなくなって、またコロナの影響で今後どうなるか予想が付かなかったので、10月1日に、事務所を自宅の2階に持ってきました。
これが私自身にとって、大きな変化です。
そんな1年が終わろうとしています。
本当に、あっという間の一年でした。
1年という時間は、一人ひとりにとって共通の時間の単位です。
私にとって1年/51歳は瞬く間に過ぎていきました。
来年はまた分母が増えるので、より早く感じる一年になる事でしょう。
特別な1年になった今年を振り返りつつ、来年に向けて明るい想いを馳せながら、今年最後のブログにしたいと思います。
今年もお世話になりました。
来年もよろしくお願いいたします。
柚子
2年半前に完成した、安佐北区の障害者福祉施設の「亀山さくら園」。
完成する直前に緑井で家を建てる計画があり、その計画地には私の方ぐらいの高さのキンカンと柚子の木がありました。
一般的には伐採するのですが、ふと思い立ち、私が掘って「亀山さくら園」の敷地に移植してみました。
移植した時期は7月。
猛暑で雨も少なかったせいで、夜事務所からの帰りに寄ってはバケツで水をやっていた事を思い出します。
なんとか根付いてくれ!という想いで水をやっていたのですが、残念ながらキンカンは枯れてしまい、柚子は持ちこたえました。
それから2年半が経ち、特に今年はコロナの関係で訪れることが出来ずに気になっていました。
それが今日「亀山さくら園」からメールが届き、添付されていた写真に嬉しさ爆発です。
移植したばかりの頃、私が勝手に敷地内に入って水をやっているのをご存じだったそうで、気を使って写真を送ってくれました。
なんと今年の猛暑にも負けず、けっこう実をならしてくれました。
移植して初めての収穫です。
ほんと、生き残っただけでなく、ちゃんと実をつけてくれて、うれしい限りです。
L型擁壁
裏に急傾斜がある関係で、L型のコンクリート擁壁を設ける必要があります。
強度や高さなど、法律で決まっている計算方式で設計するのですが、見た瞬間「でか!」。
そして計算によって導き出された大きさとはいえ、ちょっと「ここまで必要なの?」という疑問。
ちなみに工事に先立って地盤調査をした結果は、メチャクチャ硬い地盤。
ということは、裏の急傾斜も硬いことが想像できます。
本来人間が持っているバランス感覚からして、なんか違和感がぬぐえませんが、ただ反対に言えることは、とても安心感のある擁壁になる事は間違いありません。
何かあった後では遅いので、安全率を高くした設計になるのだと思います。
すくすく育っているキャベツ
毎年チューリップを植えていた鉢にキャベツの種を撒いておよそ一か月。
絶対にこの鉢では無理でしょ、というくらい芽が出ています。
そもそもの発端は数人でやっている安佐北区小河内での畑から。
ある人が「この時期はキャベツがいいよ」という言葉が頭にあったのですが、別の用事でホームセンターに行った時についつい種を見たのがきっかけです。
ちなみに780種入っていて122円。
種だとこんなに安いの?と思い、ついつい買って、これまたついつい鉢に撒いてしまいました。
それが結構芽を出してくれて、キャベツの大きさからすると、この鉢じゃ無理でしょ、的な感じになりつつあります。
おそらく家の鉢に撒いたのは、まぁ大目に見て50種ぐらい。
残りの700種以上は小河内の畑に撒いてきました。
明日は久しぶりに小河内に行きます。
ただただ撒いて、水もやっていないキャベツ。
どんなになっているのか、興味津々でなりません。
小谷の家の地鎮祭
お施主様と初めてお会いしたのはちょうど1年前。
お住まいが東京ということと、コロナの関係で、打ち合わせはもっぱらメールと郵送。
そして2度目にお会いしたのは、広島に帰郷された10月末。
打合せがなかなか出来ないという状況だけでなく、建築基準法的に難易度MAXの敷地。
そういう経緯をたどって、やっと地鎮祭を行うことが出来ました。
とりあえず一段落です。
そこはお金は先払い式で無人、手作り感満載のお金投入箱があり、料金は一日300円。
車を停めて300円を入れようと財布を見ると500円玉のみ。
どこかに崩しに行くのも大変なので、500円を入れておきました。
そして無事地鎮祭が終わり、帰ろうと駐車場に戻ると、運転席のガラス窓に封筒が張り付けてあります。
見ると「お釣りです」の文字。
なんと丁寧で正直な管理人なんでしょう。
わざわざ封筒に書いて、窓ガラスに貼っておいてくれるとは。
今日は地鎮祭でほっとし、駐車場でほっこりした一日でした。