敷地の周りはほとんど道路

広島の建築設計事務所 かんくう建築デザインの天空率先月末に完成した「八木の家」ですが、この敷地は3方半を道路に囲まれており、しかもひな壇の敷地という事で、東側の道路は2.5mぐらい下がっています。

建物の高さ制限には用途地域からくる絶対的なもののほか、道路の幅によって決まることもあります。

道路からくる高さ制限の目的は、道路に圧迫感を与えないように!というのが趣旨ですので、「八木の家」のケースでは、ほとんど道路に囲まれているため、一般的な高さ検討では思い描くプランが出来ませんでした。

そこで道路斜線をクリアするもう一つの検討方法があります。

それが「天空率」という計算方法。

ちなみにこの検討方法は、コンピューターが無ければ、絶対に無理。

非常に難解な計算方法となります。

しかも、一つ一つの道路での検討となるため、時間がかかるかかる。

より細かな道路と敷地との高さを測量し、よしやるぞ!と取り掛かったのはいいのですが、全ての道路からの天空率を検討し終えたのは2週間後。

ほんと、2週間つきっきりとなりました。

その時の検討プランは軒が出ていないケースで、家のためにも軒を出したいと思い、60cm出して改めて検討をしてみるとOUT。

ちなみにこの時は、もうベースとなるものが出来ていたので、1週間で済みました。

60cmでOUTでしたので、30cmならどうだ!と思い再度計算してみましたが、こちらもOUT。

結局それ以上軒の出を小さくすると、見た目がかっこ悪いので、あっさり軒の出ていない外観にしました。

また軒が出ていないと一般的なモルタル吹付外壁やサイディングでは、耐久性や汚れに対して弱いので、少々高い素材ですが金属の外壁を採用しました。

扇形の敷地や狭小敷地など、様々な敷地を経験してきましたが、敷地のほとんどを道路に囲まれているケースは初めて。

この度の天空率計算は自分自身とても勉強になっただけでなく、この敷地に建てたい!という要望に応えることが出来て、ほんと良かったと思っています。

 


かんくう建築デザイン
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